ジョイニング

家族療法で使う手法の解説ですが、

ほかに評価手法を持たない場合に仕方なく使う方法で

手法を持っていれば、必要ありません、時間のロスです。

ラポールがあれば十分です。

  

ジョイニングとラポール

ジョイニングとは家族療法で大切とされる技術の一つです。

波長合わせ、仲間入りなどといわれます。
クライエントや家族全体の仲間に入れてもらう作業です。
ソーシャルワークの分野にも、ジョイニングに似たような考え方があります。
ラポールや専門的援助関係、ワーカー・クライエント関係などといって、支援する者とされる者の

信頼関係が大切であるとしています。

 

ジョイニングはかなり能動的にセラピストが関わります。

トラッキング(クライエントの話に合わせる)、
アコモデーション(家族のコミュニケーションのパターンに合わせる)、
マイム(クライエントの動きに合わせる)などの技法が確立されています。
しかし、実際に行ってみると難しいものです。

一方、ソーシャルワークではそのような関係は意識しますが、意図的に技法のようなものとして

行うことはありません。

ジョイニングは面接の前半15分くらいで、波長を合わせることが求められます。

ソーシャルワークではそのような考え方はしません。
1年間担当してようやくラポールがついたなどと表現します。
どちらが良い悪いといったことではありません。考え方の違いです。

 

「ジョイニング」とは仲間入り

ジョイニングとは、カウンセラーが家族というシステムへメンバーとして加わることです。
家族と信頼関係を築き、一緒に治療を目指します。
カウンセラーが家族の「仲間入り」をし、家族のサブメンバーとなるのです。
ジョイニングには「伴走」「調節」「模倣」という3つの技法があります。

伴走:コミュニケーションの流れにカウンセラーがついていくこと
調節:カウンセラーの言葉遣いや行動などを家族の交流の中に適応させること
模倣:家族のコミュニケーションやしぐさ、表情などを観察しそれに合わせること
家族の普段のコミュニケーションを観察し、その流れに合わせていきます。そして、
カウンセラーの言葉や行動を新しく家族のコミュニケーションに活用することで、家族の中の

コミュニケション新しい形に活性化することができます。

 

ジョイニングは家族の住んでいる土地の風習や方言、夫婦や兄弟などの世代ごとの文化の違いなど、

様々なことについて行われます。ジョイニングを実践してみましょう!
これから事例に沿って、ジョイニングの実践をしてみましょう。

Aさんの家族は父、母、姉の4人家族。父親は物静かな性格、サラリーマンで管理職の仕事をしています。
一方母親の性格はアクティブです。姉は高校1年生、勉強に部活に大忙しです。

事例はその家族の会話の一部(仮定)です。みなさんはAさんや家族の知人、友達という設定で

考えてみてください。
家族で夕飯を食べているときの会話です。
姉:「今日ね、部活中に転んで…!チョー痛かった!」

母親:「(テレビを観ながら)あら、新しい腹筋マシン売ってる。」
父親「・・・」
Aさん:(周りをキョロキョロする)
母親「あら。もう、A、食べないの?なんでAは行動が遅いのかしら。次のテストそれで大丈夫なの!?」
ここで、話を聞いているみなさんはどのようにジョイニングをすればよいでしょうか?
伴走(コミュニケーションの流れについていくこと):
調節(自分の言葉遣いや行動などを家族の交流の中に適応させること):
模倣(家族のコミュニケーションやしぐさ、表情などを観察しそれに合わせること):

観察:

②コミュニケーションやしぐさなどを合わせる

ジョイニングの実践「解答例」

伴走(コミュニケーションの流れについていくこと):
相槌を打ったり、話を展開するよう促します。
「大丈夫?どうしてケガしたの?」「この腹筋マシンは評判ですよ」など。
調節(自分の言葉遣いや行動などを家族の交流の中に適応させること):
「(黙っているお父さんへ)お父さんはお母さんがスリムになったらどうでしょう?」

 「(プレッシャーをかけた母親へ)テストが気にならない子はそうそういませんよ。」

模倣(家族のコミュニケーションやしぐさ、表情などを観察しそれに合わせること:
①観察:
・母親と姉は活発に自分の思い思いの話をするけれど、どうもお互いの話を聞いていないのではないか。
・父親はうわの空で、聞いているのかいないのかわからない様子。
・Aさんはその様子を、びくびくしながら見ている。

・結局、Aさんがなぜか叱られたり、プレッシャーの様な言葉をかけられる。
②コミュニケーションやしぐさなどを合わせる
話し方のテンポや間合いなどを合わせます。この会話では、速いペースに乗り合わせることが必要です。
ジョイニングは、さまざまな人間関係で応用することができます。技法が使えるようになると、
人間関係の詳細を理解することができ、問題を上手に整理することができます。

 

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