家族療法 ジェノグラム

「家族療法」

ジェノグラム(genogram)

援助者が、相談者を中心とした家族関係を理解するための図。

世代間の相互影響を心理学上の視点で観察する手法。

geneは遺伝子という意味、diagramは図表を合成した造語。

私の場合は運命の遺伝子と言っています。

家系図に似ていますが、より特定の家族のつながりという側面を含み、見た目もより技術的です。
バルセロナ大学の心理学科がジェノグラムを以下のように定義しています。
家族の最近の三世代に関する基礎的な情報のグラフ表現(家系図という形)。
これには家族の構造、家族の計学的データ、
生年月日や死亡日時、教育レベル、結婚・離婚した日など互いの関係が含まれます。

「家族歴史を知らなければ、あなたは何も知らないということになる。
あなたは自分が木の一部であることを知らない葉っぱのようなものなのだ。」
―マイケル・クライトン―

この情報は医療的な治療を施すときや、性格、感情のコントロールなどについて役に立ちます。
自分のことを知るために誰でも自分自身のジェノグラムを作ることができます。
これはあるパターンを見つけ出すために特に有効です。
例えば遺伝的問題、世代の中の、あるいは世代を超える問題、家族に起こった大きな出来事、そして
環境依存の行動パターンなどです。
心理的なつながりに注目しましょう。
ェノグラムを使えば、あなたの家族構成がどのようなものかをすぐに可視化することができます。
ある特定の問題の根がどこにあるのかという理論を作るのにも役立ちます。
また、自分についてよりよく知るためにも価値のあるツールなのです。
 
家族の歴史は遺伝子の歴史(運命的なことも含め)でもあるので、受け継いでいる身体的な強みと

弱みを可視化することもできるのです。
ジェノグラムには繰り返し起こっている、あるいは共通している精神的な問題についての重要な情報も

含んでいます。
家族環境を通して受け継がれ、広まっている心理的パターンがあるかもしれないのです。

まずは人工統計学的データを引き出すための基本的な一連の質問を含んでいなければなりません。
★例えば名前、日付(出生、死亡、結婚、離婚、引っ越しなど)、社会的ステータス、教育レベル、

職業、子もの数、子どもの性別などです。
そしてそれぞれの家族のメンバーについて特定の詳細がわかるような深い質問のグループも必要です。
例えば以前の病気や現在の病気、かかえていた痛み、趣味や興味、重要な経験、大きな争いごとなどです。
最後に、3つめの質問グループとして、家族の重要な出来事についての質問を作りましょう。
これは家族の危機の瞬間や家族の何人かに関わる深刻な問題のことです。
それによって、家族の一員の生活に変化が起こった出来事のことです
 
データを表すための標準化されたシンボルもあります。

ですが、標準のものの見た目が良くないと思ったり、
そぐわないと感じれば誰もが自分のシンボルをデザインすることができます。
以下が最もよく使われるシンボルです。
男性は四角、女性は丸で表されます。
結婚は男性のシンボルを左側に、女性のシンボルを右側に置き、平行な線で結びます。
2つのあやの平行線は離婚や別居を表します。
子どもは年上から年下の子へ、左から右へ並べます。

★例えばアルコール依存症、堕胎、自殺、死亡事故などの要素があります。
基礎となる枠組みとつながりを作る家族の一員の間にどのような関係性があるかというのは、

常に重要な情報です。ですので、つながりを見せるだけでなく、
その質を表す要素を加えるようにしましょう。一般的な言葉でも構いません。
関係性が近い、遠い、緊張感がある、複雑、などを表す標準化したシンボルを作れば十分です。また、

身体的、精神的、性的虐待があった場合も、それを表すシンボルを作っておくといいでしょう。
多くの場合、証拠のない疑いだけということを表す要素を加えることにもなるでしょう。

 

性別、関係性、年齢のデーターのみの家族図から問題を想像するという方法では

具体的なツールを持っていません。

この方法だと、見方に偏りが出ます。

片寄りのままで仮説をたてると大きく間違います。

いろんな人の視点が聞けて面白いという人もいますが、一過性で

じメンバーだと、個人ごとの偏り,固定した視点のくせがあり、

簡単には解決の方向が見えません。

実例、検証を繰り返しながら仮説を立てるという事を繰り返さないと、

大きく間違います。

 

事例研究

耐震強度偽装問題で構造計算書を偽造していた姉歯秀次元1級建築士

の複雑な家族関係の分析、原因の発端は祖父母に始まる。

子供が9歳の時父が失踪、離婚、母親は病弱、妻はうつ傾向(飛び降り自殺)

 

私の「運命の遺伝子」と共通するところもありますが、

私の場合は生年月日と名前で観るので格段の違いです。

この建築士が建築の仕事に向かないことも即わかります。

偽装を始めた時期が最悪の時であることも、奥さんのデーターがあれば、

うつ傾向もわかり、心理的推測のアプローチとは、大きな違いが出ます。

心理学アプローチでは、こういう箏は、もちろんわかりません。

                   ジェノグラム(genogram)