エゴグラム実践論②

「示唆交流」(私の造語です)に関すること。

裏面交流や仮面交流を飛び越え、あるべき論よりもきつい「こうすべきだ」または

「お前は〇〇だ」「何々しろ」に関して、

(親の不安感やストレスを子供に投げかけた状態、

その一言が、親が子供に対して「お前なんか産むんじゃなかった」と言った場合などの荒い言葉は、暴力、虐待に匹敵する。

子供は脳のネット機能を失い、その結果、

「いまの優しさは本当のことなのか」「何か意図があってやっているのではないか」と疑ってしまうようになり、

「他人を思いやる行動」をとる頻度が低下、いじめ行動につながる。

(体罰やネグレクトを受けた子どもたちにはない傾向)

他人を思いやる行動は「向社会的行動」と呼ばれ、人間関係が築きにくくなり、周りからの助けや情報が得られず、結果的に成績が悪くなったり、非行や問題行動につながったりします。

一般的に子供は、自分の感情に気がつきにくいので、親が子供の気持ちをなぞるようにすること(例:腹が立つんだね。悔しいんだね。)

不登校、引きこもりの子供たちに必要なことは、①「逃げ場」(保護因子) 

昔は、近所や親戚のおじさん、おばさん、おじいちゃん、お姉ちゃん、お兄ちゃんが、その役割を担っていましたが、現在ではそれが低下、親からの虐待も増えています。

②親子共通で楽しめること。

勉強しろでなく、子供が好きなゲームや漫画など共通の話題にも付き合う事。

C一C、この段階を経てAやCPを少しずつ加えていく事です。

 

「ポジティブ・ディシプリン」 

子供のレベルに応じた現実を対応しながらレベルアップしていく30か国で進められてい

る子育て支援プログラム

「たたく」や「どなる」などの罰に代わる、

子育てへの取り組み方を提案するプログラムもう番組内で紹介

 

単純なやりとり分析論では、こういう考え方は浮かび上がりません。

「親は何と言っていましたか?」から始めるべきです。