この人の親は、知らず知らずに子供のためと言う理由で、子供に対し課題を押し付け無理に勉強させたりするが、これは、基本的に「親の緊張や不安」から出ているもの。

この親の環境によって子供は批判精神や「自分の価値を低く見る」潜在感情が、本質的に他人を尊敬しないと言う傾向が助長される。

子供は愛情と承認を求めるが、それは満たされず、間違った事をすると罰を受け、愛情や承認を受ける事は不可能だと思うようになる。

服従することに努力すれば、非難されないことを知り、子供はせっせと親の指示道理の努力し自分と環境を支配する。

努力している時は不安を感じないが、これが甘い誘惑となる。

親から非難される不安、自分の問題を考える事による不安を、何か、せかせかする事で親から受け入れてもらえないのではないかと言う不安から解放される。

この考え方は一生続き、他人を犠牲にしても人を支配し、目的を達成しようとする人間になる。

社会的には成功しても

他人に勝つか自分の努力によって自分を確かめる事の関心が強くなる。

「一生懸命働くことによって自分を試す」と言う考え方は、自分が決めたものではなく、親から影響された幼児期の決断である。　

この人が成功するためには

努力を実行可能な範囲に絞り、嬉しさ楽しさを味わいながら、ゆっくり詰めあげる。

「駆り立てるもの」を「許すもの」「楽しいもの」に変え良循環を起こしていくこと。

⇒一生懸命努力した人が陥る結末